魅力的に働く保育の職場訪問~東京都・江東区~

2024年11月25日

11月初旬、江東区立豊洲幼稚園を訪問しました。この園は年少3歳児3クラス、年中4歳児2クラス、年長5歳児2クラスで140名近くの子どもが通っています。色とりどりのクラスカラーの帽子をかぶった子どもたちが元気に遊んでいました。

園庭では砂遊びをしたり、先生と縄跳びをしたり、大きなブロックを組み立てたり、様々な遊びを楽しんでいました。保育室では、思い思いのものを作ったり、ショーをしたり、お店ごっこをしたりとそれぞれが自分のしたい遊びに夢中になって取り組んでいました。

片付けを終えると、全園児が園庭に集まりました。この日は、園庭に土山を作るため、土が運ばれてくる日だったのです。園庭に大きなトラックがやってきました。トラックの荷台が動いて大きな滑り台のようになり、土が園庭に滑り落ちると、子どもたちから歓声が上がりました。年中児が、こぼれ落ちた土を一生懸命、運んで土山に戻していました。これは「子どもたちと先生たちの夢の園庭を作ろう」という思いの元、年中児が進めているプロジェクトとのこと。年長児は、一学期に「池プロジェクト」として、園庭に池を作ったそうです。自分たちの遊ぶ環境をみんなで一緒に作っていく取り組みが素敵だなと思いました。

午後のインタビューでは二人の先生にお話を伺いました。お二人とも東京学芸大学の卒業生。公立幼稚園に就職したきっかけや、これまでの経験をお話してくださいました。その後、今日の保育にかかわることや、この幼稚園の良さ、オンとオフの切り替えのことなど学生からいろいろな質問が出ました。ひとつひとつ丁寧に答えていただき、保育の仕事の面白さや同僚とのかかわり、子育てもプライベートも楽しみながら仕事を続けていく秘訣などを聞くことができ、充実した時間となりました。

事業名 『魅力がこだまする保育職Echoモデルの開発』/文部科学省令和6年度「大学等を通じたキャリア形成支援による幼児教育の「職」の魅力向上・発信事業(「職」の魅力向上と人材確保の好循環を生み出すモデル創出事業)