卒論よもやま話① 研究テーマ選び

2024年3月15日

1月中旬、本選修(コース)4年生の卒業論文発表会が行われました。1~3年生が見守る中、各自、研究成果を報告し、質疑応答を経て、教員から講評を受けました。今回は大仕事を終えた4年生が、卒論の取り組みを振り返ります!

座談会のメンバーは、この4名。

 

とりあえず、入学前の自分たちを思い出してみよう
A:卒論について話す…。なんだろう、研究室選びとか? 締切直前はどんなだったとか?
B:一つ思いついた! 高3の時、受験前に志望動機として、こんなことに興味がありますって研究テーマみたいなことを考えたよね? 4年経ってそれが卒論にどう変化したかっていうのは?
C:むずかしいフリだね。
D:でも話していくうちに広がりそう…うん、高3から行こう。
B:私は高3の時は、子どもって小さいのに色々な性格があるのはなんで?それっていつからなの?とか漠然とした疑問があって。その頃想像していた、考えていたこととは結構違ったかも。
D:私は受験の時に捻り出したのが、「愛着障害の連鎖を断ち切るためには」みたいなことで、今考えたら難しいテーマ。4年間でいろんなことを知った上で難しいんだなっていうのがあるので、そういう意味では学びがあったと思う。
B:高3の時は、受験を控えて意欲を高めなきゃいけないから、「これを解決したい」とか「成し遂げられることがあるんじゃないか」とか考えるのもあるんだけど、それとは別に、大学であれもこれも学びたいってすごく大きな気持ちがあった気がする。
C:あったのかなぁ、そんなモチベーション…。
A:私は高3の時に考えていたのは待機児童問題の解決で…。
B:大きい!
A:そんな気持ちで入って、幼児理解とは何ぞや?とか授業でふってきて、「今の自分では待機児童問題、解決できんやん!」って。
D:そうなるよね。
C:聞いてて思い出したんだけど、受験の時は虐待問題、…私も大きなテーマだった。最初に卒論テーマを決めた時も、虐待問題。だけど一学生が一年間で取り組むには、倫理的なことも含めて大変って先生に言われて。そこから考えを広げて子育て支援になったわけだから、わりと4年間ずっと同じテーマを持っていた気がする。
D:自分がやりたいことと、卒論でできることのバランスってあるよね。私は最初、何年もかけないと明らかにできないことを掲げていて、ちょっと意気込みすぎちゃった。
A:テーマ選びは大事だよね。
B:この前、みんなの卒論発表を聞いて、面白いなって思うのと、自分だったら絶対できないって思った。これを一年間この人が考え続けてきたのか!って。
D:みんなそれぞれ、考えてること違うんだなって思った。
C:聞いてて、確かにこの子はこのテーマっぽいっていうのかな、みんな、しっくりくるんだよね。みんな、やっぱり自分に合うテーマを選べてたよね。

 

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